円高の影響に関する調査(2011年11月)
2011年独自アンケート調査
円高の影響に関する調査(2011年11月)(110KB)(PDF文書)
<調査概要>
- 歴史的な円高進行が企業の業績にどのような影響が及ぶのか尋ねたところ、全体では「悪
い影響」(「かなり悪い影響がある」+「やや悪い影響がある」)という回答割合は、64.4%と
半数を超える企業で今期業績に悪い影響が及ぶと考えている。一方、「良い影響」(「かなり良い影響がある」+「やや良い影響がある」)という回答割合は全体では、4.4%にとどまっている。
- 円高が業績に及ぼす影響の要因を尋ねたところ、製造業で「取引先からの値下げ要請」と
いう回答割合が47.4%と最も高く、次いで「受注数量の減少」(46.7%)、「為替差損の発
生」(34.3%)、「取引先の業績悪化による需要減」(34.3%)、「取引先の海外移転による需
要減」(33.6%)となっている。
- 今後円高が中長期に定着した場合の対応策を尋ねたところ、製造業で「コスト削減」という
回答割合が40.1%と最も高く、次いで「高付加価値化・品質向上」(30.2%)となっている。
「対策は特に講じない」という回答も20.9%、「新規取引先の開拓」(20.3%)と同程度の割
合となっている。
- 今後、中長期的に現在(77円)程度の円高が定着した場合の対策について、決済通貨別に
みると、主要決済通貨がドル・ユーロである企業では、「コスト削減」、「部品等の海外調達の
増加」という回答割合がともに47.6%と最も高い回答割合となっている。
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