Next Stage ~ITで挑む信州企業~ 大和電機工業株式会社
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代表取締役社長 |
住所:諏訪郡下諏訪町東四王5197 |
当社のコア技術・強み
当社は、1944年の創業以来、表面処理業界のリーディングカンパニーとして歩んできました。
コア技術は、電子部品や半導体部品に対する機能めっきで、この分野において高密度実装の技術向上に貢献してきました。また、品質保証体制の整備や国際規格認証の取得に加え、原材料使用量の削減、資源消費の抑制、紛争鉱物の不使用など、SDGs・ESG経営にも積極的に取り組んでいます。
コア技術の活用事例
当社のめっき技術は、スマートフォンや電気自動車など、現代社会に不可欠なエレクトロニクス製品に広く使用されています。特にスマートフォン分野では、世界中の端末に当社でめっき加工した部品が使われ、また、車載分野では、バッテリーやECU(電子制御ユニット)、PCU(パワーコントロールユニット)などの重要部品に高信頼性のめっきを提供し、安全性と性能向上に寄与しています。また、半導体パッケージや高周波部品などの先端分野においても貴金属めっき技術を展開し、グローバル市場での競争力を高めています。
今後の事業展望
当社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を積極的に推進し、製造現場の効率化と新たな価値創造に挑戦しています。2024年度の長野県「コンソーシアム活用型ITビジネス創出支援事業」では、ITパートナーであるアルティメイトプロジェクト(株)(諏訪市)と連携し、「めっき業界におけるDXによる受注業務効率化」をテーマに、人工知能(AI)を活用して多様な受注票を自動データ化する実証事業を展開しました。当社はモデル企業として、業務効率化の成果を検証中です。
また当社は、「守りのDX」と「攻めのDX」を両輪として位置付けています。守りのDXでは、検査装置や分析機器をネットワーク化し、工程異常を早期に検知することでリスクを低減。攻めのDXでは、蓄積されたビッグデータを活用し、新しいめっき技術の開発や製品への応用に取り組んでいます。
そして、環境経営の観点からもIT活用を進めており、給排水や製造工程管理をデジタル化することで資源利用の最適化と品質安定を両立し、地域環境と調和したものづくりを追求しています。
こうした取り組みは、従業員の働きやすさやモチベーション向上にも直結し、現場の知恵とデジタル技術を融合させることで、社員1人1人が主体的に未来を描く企業文化が育まれています。
さらに産学官連携にも注力し、公立諏訪東京理科大学と協働で新会社ZUKU.tec合同会社(茅野市)を設立しました。大学で考案された新材料の製造を地元企業が担い、地域発の新産業創出に挑戦しています。この取り組みは、信州から世界へと広がる新ビジネスモデルの基盤となるものです。

産業調査
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