おいしく・安全で・健康的な社員食堂運営スキーム「Prodish(プロディッシュ) Lunch(ランチ)」
アルプスシャツ(株)は、「お客様第一主義」をポリシーとし、松本市を中心にレストランの 運営やフードサプライ事業を展開しています。
同社は、1941年に長野県足袋工業協同組合として創業、62年にアルプスシャツ(株)に社名変更し主にワイシャツの製造を行ってきました。2009年に子会社で飲食店運営を手掛けていた第一観光(株)を吸収合併した後、12年に衣料事業を事業譲渡し、フード・不動産関連事業に体制をシフトしました。
現在は、サービスエリア、レストランの運営および、新たに立ち上げた企業の社員食堂の受託運営が事業の中心になっています。
オリジナルブランド「Prodish(プロディッシュ)」
同社のイチ押しは、企業の社員食堂業務の受託運営を行うスキーム「Prodish(プロディッシュ) Lunch(ランチ)」です。「Prodish」とは、「プロ(Pro)」と「料理(Dish)」を組み合わせた造語です。「プロ(Pro)」の料理人が丁寧に手作りした「料理(Dish)」を凍結させた「手作り凍結主菜・惣菜」の総称を意味し、同社のオリジナルブランドになっています。
割烹やホテルで料理長を務めていた熟練の料理人と栄養指導や衛生管理コンサルティングなど、さまざまな経験をもった管理栄養士が、調理を専門に行うセントラルキッチン(松本市)でProdishの開発・製造に取り組んでいます。
「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」で提供されたランチメニュー例。おいしく、バランスのとれた食事が用意され、社員の方々から好評を得ています
プロトン凍結機で作り立てのおいしさを凍結
セントラルキッチンでは、既製の加工食品は使用せず、地元食材を中心とした天然素材から丁寧に手作りすることで、「おいしさ」にこだわった調理を行っています。料理は、食材の細胞を壊さない特殊な技術で急速凍結を行う「プロトン凍結機」によって作り立てのおいしさがそのまま凍結され、それぞれの社員食堂に届けられます。これらは簡単な加熱調理で作り立ての美味しさを復元できるため、社員食堂での人手や設備は最小限で済みます。
安心・安全を担保する食材と衛生管理
Prodishは、食材と調理工程の衛生管理を徹底しており、安心と安全を提供しています。食材管理については、地元の食材を使用するため、生産者が「見える化」され、トレーサビリティがしっかりしています。また、食材は調理後直ちにプロトン加工により凍結されるため、品質の劣化も生じません。
衛生面については、食材の仕入れから消費まで食品安全を確保する体制が確立されており、JFS-Bの認証取得もしています。
現在、「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」(大町市)をはじめ、複数の企業に当サービスを提供し好評を得ています。「Prodish Lunchには、当社が長年お客様と培ってきた職人の技と製造技術、管理栄養士の栄養学の知見が生かされています。今後もおいしい料理を追求し、安心・安全で楽しい食事の時間を提供していきたいです」と渡辺聡社長は語ってくれました。
急速冷凍機「プロトン凍結機」。食材の細胞を壊さない特殊な技術を駆使し、作り立てのおいしさがそのまま保存されます
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