金型業界

印刷

最終更新日: 2023年2月10日

 

  最近の業界動向

  • 金型業界は企業の設備投資と関連が強いため、景気変動の影響を受けやすい。全国の製造品出荷額の推移を図表1でみると、2009年はリーマン・ショックによる世界的な不況の影響を受け、前年に比べ3割以上の大幅な減少となった。その後、17年にかけて緩やかに持ち直したが、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、20年には1兆2,335億円まで減少した。事業所数をみると、20年は4,723事業所と、08年の7,058事業所に比べ約3割減少している。
  • また、全国の20年の種類別の出荷額をみると、プレス型が37.6%、プラスチック型が31.0%と、この2つで約7割を占めている(図表2) 

図表1 製造品出荷額と事業所数の推移(全国)

zuhyou1

図表2 2020年の種類別の製造品出荷額構成比(全国、長野県)

zuhyou2   

 長野県内の動向

  • 長野県の金型業界の製造品出荷額は、全国同様に09年に急減した後、14年以降緩やかに持ち直し、17年は653億円となった。しかし、20年には462億円とリーマン・ショック後の水準にまで落ち込んでいる。また、事業所数も減少が続いており、20年には230事業所となっている(図表3)。
  • 長野県の種類別の製造品出荷額を図表2でみると、県内に樹脂成形事業者が多いことから、プラスチック型が約半数を占めている。

図表3  製造品出荷額と事業所数の推移(長野県)

zuhyou3 

 

このページに関するお問い合わせ

産業調査

電話番号:026-224-0501

FAX番号:026-224-6233