顧客のライフスタイルに合った家づくりを提案する「ＢＥＡＮＳ」
小山木材 株式会社

　同社は、1959（昭和34）年に材木商として創業しました。当初は木材を製材し販売していましたが、需要が変化したことにより、住宅建築に活路を見いだしました。伝統的な木造建築を手掛ける中で、材木商ならではの材料の良さと職人の腕の良さが評判となり受注は拡大しました。現在では性能の良さも加味した「信頼の家づくり」をモットーに、北信を中心に年間20棟近くを建築しています。近年、顧客それぞれのライフスタイルに合った家づくりのニーズが高まっているといいます。

暮らしを楽しむ空間を提案する「BEANS」 

　こうしたニーズに対応するのが「BEANS」です。これは10年前に小山社長が「暮らしタノシム、新たなカタチ」をコンセプトに立ち上げたブランドです。顧客のそれぞれの価値観や趣味趣向を家づくりの中に展開して、暮らしを楽しむ空間を提案しています。
　BEANS ショールームには、ライフスタイルを家づくりに生かすヒントがたくさん詰まっています。例えばコーヒー好きの方には、カフェ風のキッチンカウンターで自ら豆をブレンドしてローストするなど、コーヒーを楽しむイメージを膨らませてもらえます。また、BEANS モデルハウスでは、材木商として培った目利きの力で選び抜かれた上質な自然素材と、熟練した職人の手仕事による本物の木造建築をベースに、今の暮らしに合った「上質なシンプルモダン」な家も体験できます。
　　

 

▲BEANS　ショールーム。 趣味やくつろぎの時間を楽しむ毎日をイメージ
　　　　

趣味や好みを取り入れた自分らしい家を一緒につくる

　顧客のほとんどは口コミで来店し、BEANSショールームで個性的な設計やデザイン、展示物に触れ、自分が暮らしたい理想の家のイメージを膨らませられます。同社はこのショールームで顧客と丁寧なコミュニケーションをとり、潜在的なニーズを拾い上げて提案します。また、着工後も顧客の要望を細かく聞きながら、一緒に「家づくり」をすることが信頼につながっています。
 

建てた後も安心、高耐久と60年サポート

　高品質の住宅を建てるには施工が大事なのは言うまでもありませんが、それと並んで大切なのが、建築後に劣化させない仕組みです。
　同社は30年前から、家中の温度・湿度・空気清浄・空気の流れを快適に維持する「ファース工法」と呼ばれる全館空調システムを取り入れています。これは、高気密・高断熱によるエネルギー効率の良さに加え、壁の中に空気の通り道をつくる、独自の調湿剤で湿気を防ぐ、といった耐久性を高める工法です。近年の省エネ志向の広がりから顧客の関心も高く、多くの方が高性能な全館空調システムを選択しています。さらに、第三者機関による定期点検とメンテナンスも行う「60年サポート」を導入し、長く住み継ぐことのできる仕組みをつくっています。「お客様それぞれのライフスタイルに対応し、コミュニケーションを密にし、長く品質を担保できる家づくりを進めていきたい」と小山社長は語りました。

▲BEANS モデルハウス。予約制で見学することができる

 

小山木材　株式会社