経済月報2014年10月号

中央新幹線開業を見据え、必要となる地域づくり
~リニア開業の効果を高めるために~

挿絵

 2027年に東京ー名古屋間の開業が予定されている中央新幹線(以下、リニア)の着工が間近に迫ってきた。リニア開業によって、飯伊地域を中心に東京、名古屋への行き来が容易となり、交流人口の拡大などプラス効果が期待できる。しかし、こうしたリニア開業の効果を高めるためには、2次交通の整備や、観光や産業の振興、通勤や通学の利用促進等、地域づくりとして取り組むべき課題は多い。本稿では、リニア開業の効果を整理し、開業までの13年間に必要となる地域づくりについて、長野新幹線や九州新幹線の事例を踏まえた上で、地元事業者や行政等の視点から、これからの課題解決に向けた具体的な対応策を考えたい。

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