”おもてなしの心”を伝えるマナーを ~挨拶編~
はじめまして。研修インストラクターの長谷川知美です。
このコラムでは、マナーや仕事の進め方について日々感じていることを綴っていければと思っています。
1回目は、“おもてなしの心”を伝えるマナーについてです。
「おもてなし」と聞くと旅館・ホテルなど観光業を思い浮かべる方が多いようですね。
しかし、これは業種にかかわらず、人と接するときにとても大切な心の持ち方です。
「おもてなし」という平仮名の言葉は、辞書に載っていません。
そのため、その解釈にはいろいろありますが、”相手を思いやり、相手の立場になって行動すること”
と言い換えることもできるではないでしょうか。
このことを、具体的に挨拶の場面で考えてみましょう。
お店に入ったとき、もったいないなと思うことがあります。
「いらっしゃいませ」と声が聞こえるのにお店の誰とも目が合わないのです。
「いらっしゃいませ」の挨拶は声を出すことが目的ではなく、「ようこそお越しくださいました」という
気持ちをお客様に伝えるためのものです。
そう考えると、お客様と目を合わせ、にっこり笑顔で伝えることが大切だとわかります。
これはお客様に対してだけではなく、職場でもいえることです。
職場の人に挨拶するとき、相手の顔を見ていますか。
下を向きながら、「ありがとう」と言っても気持ちは伝わりませんし、無表情で「申し訳ございません」と
言っても、相手を不快にさせてしまうだけです。
大切なのは、相手の心に届くことです。
お客様に対しても、職場でも、しっかり相手の目を見て、気持ちを表情に乗せて伝えることができれば、
それがきっかけになり、きっとお互いに気持ちのよいコミュニケーションをとることができますよ。
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